見所・映え・観光スポット

1.蛍

神田川・三輪川沿いの多くの場所で5月下旬頃より、飛び交う蛍を見ることができます。

神田川沿い:①おちゃやばしあたり ②太田神社・太田橋あたり ③(株)トヨジン・石巻橋あたり ④(橋の名不明) ⑤長孫天神社あたり
三輪川沿い:⑥箆矢神社下の宮前橋あたり ⑦玉泉寺あたり

注)写真は長楽在住の方の撮影による。なお見学される場合、付近に駐車スペースは無いので車は勧められません

2.隠れ「日本一の夕日スポット」

 この地域の多くの人は、あまり気が付いてないように思いますが、ここの地形は西に水田があり、さらにその西方が遠方まで開けていて夕日が大変美しく、「日本一の夕日スポット」と言っても過言ではないと思えてきました。

1)水田に映る夕日

 田植えに向け田に水が張られた5月頃、夕日が田毎の水面に映え、あたかも地面に敷かれたステンドグラスの様です(森岡町の西にて撮影)。

2)6月10日の夕焼け

3.逆さ石巻山

 森岡町の西方から見た石巻山は殊に秀麗です。5月頃より水が田に張られ、その水面に映り石巻山は「逆さ石巻山」となります。空の雲も夏を予感させるもので、子供の頃プールで遊んだことや、カブトムシを採ったこと、スイカを食べたことなどが思い出されました。

4.夏越の大祓(長楽地区 正八幡社)

 「夏越の大祓」の「茅の輪くぐり」が、長楽地区の正八幡社で行なわれます。夏越の大祓とは6月末に半年分のけがれを祓い、後半もよい日々になるよう祈願する行事です。2024年度は、6月9日(日)に大祭があり、6月29日まで茅の輪が設置されます。
 本来は夏至の日に行われてきた行事とのことで、夏至の日に植物を輪にしてお祭りを行うことは世界のいろいろな国で実施されているようです。

1)作法(正八幡社資料による)

 ①茅の輪の前に立ち軽く礼をする。左足から茅の輪をくぐり、左回りに回って元の位置に戻る。

 ②茅の輪の前に立ち軽く礼をする。右足から茅の輪をくぐり、右回りに回って元の位置に戻る。

 ③茅の輪の前に立ち軽く礼をする。左足から茅の輪をくぐり、左回りに回って元の位置に戻る。

 ④茅の輪の前に立ち軽く礼をする。左足から茅の輪をくぐり、ご神前まで進み、「ニ拝ニ拍手一拝」の作法でお参りします。

2)お参り風景

5.東頭神社の手筒花火

 2024年7月13日(土)豊橋市石巻町金田地区の東頭(とうず)神社で、手筒花火が揚げられました。
 頬を焼き焦がすばかりに噴出した火柱は、10数メートルにも及びます。その火柱からは、雨のごとく火の粉が揚げ手に降り注ぎます。石巻山の裾野の静寂と、それを打ち破る火柱。揚げ手を焼き尽くさんばかりの火柱と、不思議な揚げ手の沈黙。コントラストが最高にすばらしい。クールジャパンの筆頭に挙げられてもおかしくない、三河発祥の手筒花火がここにあります。

 後日経験者の方に、裏話を伺いました。竹を切り出し節を抜いて、火薬詰めまで約2ケ月。かつては死亡事故もあったとの事で、最初に揚げた時は、やはり恐怖心があったそうです。筒から噴出する火柱は熱いが、火傷するほどではない。火の粉が服の袖に留まった時や、最後の「ハネ」で炎が足元に噴き出し、破片が地面で跳ね返ってズボンのスソに入った時などに火傷をするそうです。

 打ち上げ花火も、あげられました。


(なお動画は、研究会メンバーの知人から提供されたものです。)

6.椙本(すぎもと)八幡社の花火

 2024年10月12日(日)豊橋市石巻本町和田地区の椙本八幡社宵祭りで花火が実施されました。さまざまな花火が行われ、大迫力と美しさを兼ね供え、どれを見ても感動ものです。是非ご覧下さい。(動画・写真データは関係者の御好意により提供していただきました。写真は過去に行われたものです。)

1)綱火(無形民俗文化財)

2本の張られた綱上を、竹筒に込められた花火が走ります。男たちが木遣り(綱締め唄)を唄いながら歩く頭上を、ロケット花火の様な綱火が飛翔します。

2)仕掛け花火と大筒花火

①仕掛け花火は綱火により点火されています。ナイアガラの様な花火が展開しますが、その迫力はあたかも戦場か大火災の現場のよう
②大筒花火は、仕掛け花火から人の手により火が採られ、空に「水」の字を描いた後、7段やぐらに据えられた大筒花火に振り込み点火されます。

3)手筒花火

神社境内を照らしてあげられる手筒花火は迫力があり、かつ美しい!

7.嵩山地区の長孫神社周辺

 かくれんぼ・・鬼ごっこ・・魚取り・・遠い日の記憶がよみがえりました。初めて来たのに何故かなつかしい。

そんな風景がありました。

8.玉泉寺のなぎの木(石巻町寺前)

 玉泉寺のなぎの木について石巻小学校資料によれば、『南北朝時代に紀州熊野権現の境内から、信仰の象徴としてこの地に植えたとの事』とあります。
 南紀熊野速玉大社の由緒書によれば『平ノ重盛公御手植の御神木、梛(なぎ)の老樹は・・・家内、海上安全、縁結びの信仰があり、熊野権現の象徴としてあまりにも有名・・』とあります。

 稲作をもって船で日本に渡来した人々は、遠くから見える大きな木を目印に陸地に寄り付いたそうで、多くの神社でそれぞれの寄り付いた木を御神木としているようです。

9.石巻山の自然

石巻山山頂付近は石灰岩が露出しており、表面の土壌が薄い。そこで育つ木は、風に倒されないように、根を張り岩にしがみつく。その生命力に圧倒されます。しかしやがて力尽き死がおとずれ、立ったまま朽ちてゆく。

生命力と死が共存する、厳しい世界がそこにはありました。